オンカジ ポーカー: 3種類のポーカーゲームの違い
オンラインカジノ ポーカーとひと口に言っても、実は大きく分けて3種類があります。プレイヤー同士が対戦できる「オンラインポーカー」と、オンカジサイトでディーラーと勝負する「テーブルゲーム」に「ライブカジノ」です。それぞれ特徴や遊び方が異なります。
そこでオンカジのポーカーについて、わかりやすく解説します。
オンカジポーカーの基本的なルール
まずはオンカジ ポーカーに共通するルールを説明します。
1組のトランプカードを使う
ポーカーではジョーカーを除いた52枚のトランプカードを1組だけ使用します。1ゲームが終了したら使用したカードと残ったカードを回収して、別のシャッフルしたカード1組を次のゲームで使用します。
カードの強さ
カードのランク(絵札や数字)は次の順で強くなります。スート(マーク)の違いによる強弱はありません。
A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2
役の強さ
ポーカーの役は次の順で強くなっています。
ハンド名 | 例 | 説明 |
ロイヤルフラッシュ | A♤K♤Q♤Jすべて10♤ | 同一スート(絵柄)の「A K Q J 10」の5枚 |
ストレートフラッシュ | Q♧J♧10♧9♧8♧ | 同じスートの連番からなる5枚 |
フォーカード | Q♡Q♤Q♢Q♧ | 同じランク(数字)の4枚といずれかの1枚 |
フルハウス | A♢A♡A♧9♤9♢ | 同じランク2枚と同じランク3枚による5枚 |
フラッシュ | K♧J♧9♧8♧5♧ | すべて同じスートの5枚 |
ストレート | J♧10♡9♤8♢7♡ | ランクが連続する5枚 |
スリーカード | K♧K♢K♡J♧5♧ | 同じランク3枚と異なるランク2枚 |
ツーペア | A♧A♢9♡9♧7♤ | 同じランク2枚が2組と異なるランク1枚 |
ペア | A♧A♢J♢9♤4♡ | 同じランクの2枚と異なるランク3枚 |
ハイカード | K♡9J♧8♤5♡2♢ | 上記のいずれにも該当しない任意の5枚 |
同じ役の場合には、もっとも強いランクのカードを持つほうが勝ちます。
オンカジのポーカーの種類
オンカジのポーカー 種類は色々あります。大きく分けて次の3種類で楽しめます。
- オンラインポーカー:プレイヤー同士が対戦できるポーカー
- テーブルゲーム:オンカジサイトのコンピュータプログラムで動作するポーカー
- ライブカジノ:オンカジサイトのディーラーと勝負できるポーカー
オンラインポーカー
オンラインポーカーはオンカジサイトでプレイできるポーカーゲームとは異なり、プレイヤーがテーブルを囲んで対戦できるポーカーを提供するサービスです。次のようなサービスでリアルマネーでのプレイができます。
- PokerStars
- KKPoker
- GGpoker
いずれもチップを賭けて対戦する「キャッシュゲーム」(リングゲームとも言う)と、参加費を支払って成績上位者が賞金を受け取る「トーナメント」の2種類があります。
オンラインポーカーでは、ポーカー世界大会への参加権の獲得を競う「サテライトトーナメント」も開催されていて、勝ち残るとWSOP等の有名なポーカー大会への出場権が得られます。
オンラインポーカーは専用のサイトで、ポーカー以外のカジノゲームも遊べる事が多いですが、カジノゲームを提供する一般的なオンラインカジノサイトではプレイヤー同士が対戦するポーカーは通常は提供されていません。
オンラインポーカーで遊べるゲームの中で代表的なポーカー3種類をご紹介します。
テキサスホールデム
※ オンラインポーカーの画像はすべて「PokerStars」より
テキサスホールデムは、世界中でトーナメントが開催されるポーカーの中でもっとも人気のあるゲームです。
テーブルには6人から10人ほどのプレイヤーが参加し、それぞれ2枚ずつカードが配られます。さらにテーブルに最大5枚のコミュニティカードが開き、合計7枚のカードから出来る役の強さで勝負します。
次の4回のベットラウンドで賭けるチップを増やすか、あるいは勝負から降りるかを選択する形でゲームが進行します。
- プリフロップ(プレイヤーに2枚のカードが配られる)
- フロップ(テーブルに3枚のコミュニティカードが開く
- ターン(コミュニティカードが1さ枚追加される)
- リバー(最後の1枚のコミュニティカードが追加される)
基本的にゲームに勝ったプレイヤーがすべての賭け金を獲得します。
テキサスホールデムは運だけでなく、プレイヤーのスキルが勝敗に大きく影響するゲームで、上級プレイヤーにはテキサスホールデムの確率を状況に応じて順次に考慮しながらプレイするなど頭脳の明晰さが求められます。
オマハポーカー
オマハポーカーはテキサスホールデムポーカーから派生したゲームです。
プレイヤーにはそれぞれ4枚のカードが配られ、テーブルには最大5枚のコミュニティカードが開きます。手札4枚のうち2枚とコミュニティカード5枚のうち3枚で出来る役の強さで勝敗が決まります。
ゲームの流れは基本的にテキサスホールデムと同じです。
スタッドポーカー
スタッドポーカーにはコミュニティカードがなく、プレイヤーに配られるカードのみで出来る役の強さで勝敗が決まります。
プレイヤーに配られるカードの枚数により「5カードスタッドポーカー」や「7カードスタンドポーカー」などがあります。
プレイヤーのカードは最初に2枚あるいは3枚が配られ、1枚のみがオープンされます。その情報をもとにお互いが賭けるチップを増やすか、あるいはゲームから降りるかを1枚カードが追加されるたびに選択します。
オンカジ ポーカー:テーブルゲーム
オンカジのテーブルゲームは、プログラムで動作するタイプのゲームで、プレイヤーとコンピュータが対戦します。ライブカジノのようにベットできる時間制限がないので、プレイヤーの都合によりゲーム進行できるのが利点です。
テーブルゲームのポーカーには数多くの種類がありますが、その中で3種類をご紹介します。
ホールデムポーカー
ホールデムポーカーはテキサスホールデムをディーラーと1対1で行うようなゲームです。
プレイヤーはまず「アンティ」にベットし、プレイヤーとディーラーに2枚ずつカードが配られます。ディーラーのカードは裏向き、プレイヤーは表向きです。
このプリフロップでプレイヤーはフォールド(ゲームから降りる)するかベットして勝負を続けるかを選択します。
次にテーブルに3枚のコミュニティカードが開き、ここではチェック(チップを賭けずに次に進む)かベットかを選びます。さらにコミュニティカードが1枚追加され、同じようにチェックやベットを選択します。
最後に5枚目のコミュニティカードが追加され、ディーラーのハンドがオープンして勝敗が決まります。ディーラーに勝てば配当を受け取り、負けたらベットしたチップは失います。
ジャックオアベター
ジャックオアベターはディーラーと勝負するスタイルではなく、配られたカードで役が出来れば配当を受け取る「ビデオポーカー」の一種です。
最初に5枚のカードが配られ、その一部あるいは全部を交換するか否かの選択をします。必要があればカード交換し、役が出来ているか確認します。出来た役に応じた配当を受け取り、役が出来なければ賭けたチップは没収されます。
カジノホールデム
カジノホールデムはホールデムポーカーを簡単にしたゲームです。最初にアンティベットをしてプレイヤーとディーラーに2枚ずつカードが配られ、ここで勝負を続けるなら賭け金を増やし、降りるならアンティベットを放棄します。
勝負を続ける場合は5枚のコミュニティカードが開き、ディーラーのハンドをオープンして勝敗が決まります。勝てばプレイヤーの役に応じた配当を受け取ります。
オンカジ ポーカー:ライブカジノ
オンカジサイトのライブカジノはディーラーがゲーム進行させる様子をライブ配信する仕組みです。実際にカジノでゲームプレイしている感覚を味わえる特徴があります。ベットできる時間に制限があるので注意しましょう。
ライブカジノでプレイできるポーカーから3種類をご紹介します。
テキサスホールデム
ライブカジノのテキサスホールデムはテーブルゲームのホールデムポーカーと同じようにゲーム進行します。
プレイヤーはアンティベットのあとに2枚のカードが配られるプリフロップでアクションを選択、次に3枚のコミュニティカードが開いてアクションを選択して最後に2枚のコミュニティカードが開いたらアクションを選択します。
1回目と2回目はチェックかベットのどちらかを選択し、3回目はベットからフォールドのどちらかを選択します。
1回目から3回目のいずれかでベットしたらディーラーがカードをオープンして勝敗が決まります。プレイヤーが勝てば出来た役に応じた配当を受け取ります。
カジノホールデム
カジノホールデムはアンティベットのあとに1回のみベットかフォールドを選ぶスタイルのポーカーゲームです。ディーラーに勝てば出来た役に応じた配当を受け取ります。
スリーカードポーカー
スリーカードポーカーはプレイヤーとディーラーに配られる3枚のカードのみで勝敗が決まるスタイルのゲームです。
テキサスホールデムの遊び方
テキサスホールデムはオンラインポーカーでもオンカジサイトのテーブルゲームあるいはライブカジノでも遊べるもっとも人気の高いポーカーゲームです。ラスベガスで年に1度開催されるポーカートーナメント「WSOP(ワールドシリーズオブポーカー)」では、テキサスホールデムのメインイベントで優勝すれば数億円もの賞金が獲得できます。またオンラインポーカーのトーナメントでも世界中のプレイヤーが腕を競っています。
そのテキサスホールデムの詳しい遊び方を説明します。
テーブルに参加する
まずは6人から最大で10人ほどが参加するテーブルに着きます。そこで最初のゲームの順番を決めますが、テキサスホールデムではこの順番(ポジション)が重要なポイントになります。順番は左側のプレイヤーに移りますが、1ゲームが終わると最初にアクションをするプレイヤーの位置が左に1つ移ります。
ブラインドベット
まずSB(スモールブラインド)のポジションにいるプレイヤーがゲームの参加費としてブラインドベットの半額をベットします。ゲームを続ける場合は、あとで順番が回ってきた時に残りの半額を支払います。次のBB(ビッグブラインド)のポジションにいるプレイヤーはブラインドベット全額を支払います。これは強制ベットなので、必ず支払わなければなりません。
プリフロップ
次にSBから順番にカードが2枚ずつ裏向きに配られます。プレイヤーは自分のカードを見て、BBの左隣のプレイヤー(UTG:アンダーザガン)から順番に次のようなアクションをします。
- ベット:チップをベットする(プリフロップはBB以上の額)
- コール:前のプレイヤーと同額をベットする
- レイズ:前のプレイヤーのベットより多くのチップをベットする
- オールイン:持っているチップすべてをベットする
- フォールド:勝負から降りる
最後にアクションをするのはBBですが、全員がフォールドか同額のベットをすれば次のラウンドに進みます。
フロップ
テーブルに3枚のコミュニティカードが開きます。フロップ以降はSBからアクションを開始します。アクションには先の4種類のほかに次のものが追加されます。
- チェック:順番をパスする
たとえばSBがチェックすると、チップをあらたに賭けることもフォールドもせずに、順番を次に回します。もし誰かがベットしたら、以降のプレイヤーはチェックを選択することはできません。
フォールドしたプレイヤー以外すべてが同額をベットしたら次のラウンドに進みます。もし1人を除いて全員がフォールドしていれば、その残った1人のプレイヤーが勝ちとなり、全員がベットしたチップを受け取ります。
ターン
コミュニティカードが1枚追加されます。アクションはフロップと同じように進みます。
リバー
最後の1枚のコミュニティカードが開き、同じようにプレイヤーはアクションをします。2人以上が残った場合にはそれぞれ2枚のカード(ハンド)をオープンして勝敗を決めます。勝ったプレイヤーは全員がベットしたチップを受け取ります。
オールインした場合
誰かがオールインした時、フォールドしない場合にはその金額以上のチップをベットしなければなりません。しかし手持ちのチップが足りなければ、そのチップすべてをベットすることでコールできます。
ただしその場合、勝ってもテーブルに積まれた賭け金(ポット)すべてを受け取ることはできません。最後にコールしたチップの数に応じてポットの一部を受け取り、残りは2番手のプレイヤーに払い戻されます。
カジノホールデムで勝つコツ
カジノホールデムは最後のリバーまでゲームが進んで勝敗が決まることは、それほど多くありません。自分に配られたハンドでは勝てないと判断すれば、早い段階でフォールドするからです。
そこで必要になるのが、いかに自分のハンドが強いものだとほかのプレイヤーに思わせるかということです。実際に強い役が出来ていなくても強気のベットあるいはレイズをすることで、ほかのプレイヤーをフォールドさせることが可能です。これを「ブラフ」と呼びます。
ポーカーで強いハンドが配られることはそう多くないので、勝つためにはこのブラフを効果的に使うことが必要です。
オンラインでポーカーを楽しもう
ポーカーのルールはゲームの種類により異なります。しかし簡単なルールのポーカーなら初心者でもすぐに楽しめます。まずはオンカジサイトのカジノホールデムで慣れてからテキサスホールデムを覚えて、さらにプレイヤー同士が対戦するオンラインポーカーに挑戦するという流れがおすすめです。オンカジサイトならどこでもプレイできるので、簡単なポーカーからプレイして腕を磨き、いずれはトーナメントに挑戦してみてはいかがでしょうか。